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プログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学

物事の本質ってもんは,そう簡単に大きく変わるもんじゃない.文章の中にパンチカードやオペレータという言葉が出てくるあたりに古さを感じるものの,本質的な部分は昔から何も変わっていないんだということが理解できる.パンチカードに触れる予定のない人も読んで損のない良書.

とはいえ,この本を読むのには,すごく長い時間がかかってしまった.実際,本を購入したのは7月なのだが,読み終わるまで実に2か月.どういうわけか,一気に読み切れないのだ.誤解のないように書いておくが,この本の和訳が悪くて読みにくいということは決してない.

さて,本題に入る.

この本はタイトルの通り,プログラミングという行為を,数字で測れないような側面から分析した本.

プログラミング経験のある方ならわかると思うが,プログラミングって言うのは不思議な生産活動である.コンピュータさえあれば,誰でも学ぶことができる.にも関わらず,生産性の高い人と,生産性の低い人の間では時には大きな差があると言われており.事実,IBM はかつて特定のプログラマーが他の労働者の100倍,もしくはそれ以上の生産性を示したことを報告している.では,個人の,そしてチームにおけるプログラミング活動には,どのような要因ががあり,どうすれば改善できるのだろうか?本書ではこの問題に対して大きなヒントを与えてくれている.

また,現代では役に立ちそうにないけど,知っとくと話のネタになりそうなTipsもあったり.

たとえば,昔はパンチカードを使ってプログラミングを行い,そのカードをオペレータに渡していたんだけど,カードの梱包方法によってジョブのターンアラウンドタイムが変化するとか.具体的にはゴムバンドで束ねたカード>段ボール箱に入ったカード>金属製のカード入れのカードらしいんだけど,小さそう見えるジョブはオペレータから有利な扱いを受けることができるそうです.覚えておきましょう.

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